経済インサイド

2度目の緊急事態宣言で迫るデフレ・スパイラル

緊急事態宣言後、初の週末を迎えた東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち=9日午後
緊急事態宣言後、初の週末を迎えた東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち=9日午後

 政府が昨年に続く2度目の緊急事態宣言を発令し、日本経済に物価下落と景気悪化が連鎖する「デフレ・スパイラル」の危機が迫る。「新しい生活様式」でも新型コロナウイルスの感染爆発を防げないことが分かり、政策運営に対する猜疑心(さいぎしん)から企業と家計の防衛意識が高まり消費が凍り付きかねない。コロナ禍を経て「貯蓄が正義」との考えが固定化すれば、平成から続く30年来の低温経済が令和でも繰り返されそうだ。

昼も外出自粛

 「宣言後の三連休最終日ですが人出が減っていません。夜だけでなく昼の外出も控えてください」

 西村康稔経済再生担当相は11日夜、ツイッターでこう呼びかけた。首都圏の繁華街では2度目の発令後初の週末だった9~11日にも一定の人出があり、昨年の宣言時のように外出を抑制できなかった。対象範囲は1都3県から関西など11都府県へ拡大し、全国規模になる可能性も指摘される。