ビジネス解読

米中分断が引き起こす半導体不足 米禁輸が中国企業の生産に打撃

バイデン米大統領の就任式の様子を映し出す北京のショッピングモールの大型画面。バイデン氏就任後も米中分断が続きそうだ(AP)
バイデン米大統領の就任式の様子を映し出す北京のショッピングモールの大型画面。バイデン氏就任後も米中分断が続きそうだ(AP)

 米国がトランプ政権時代に口火を切った米中対立が世界の半導体のサプライチェーン(供給網)を揺るがしている。昨年12月の対中半導体禁輸措置の拡大で、中国の半導体製造大手である中芯国際集成電路製造(SMIC)の生産に影響が出るとみられるためだ。一方、半導体需要は新型コロナウイルス感染拡大後も伸びており、世界的な半導体不足を引き起こす事態に発展した。中国の押さえ込みを狙った米国の禁輸措置は長期的には中国の半導体産業を利する可能性も指摘されているが、当面は米中の分断が深まりそうだ。

 「米国の禁輸措置拡大の影響がなければ、昨年の記録的な勢いを持続できるはずだった」

 中国メディアによると、SMIC共同最高経営責任者の趙海軍氏は5日の電話記者会見で、トランプ前米大統領が決めた対中制裁の影響を認めた。