経済インサイド

サッポロ黒ラベル缶、ビール主力銘柄で唯一販売増 コロナ禍の令和2年

コロナ下の昨年、缶ビールの各社主力銘柄で唯一販売増となったサッポロビールの「サッポロ生ビール 黒ラベル」(酒巻俊介撮影)
コロナ下の昨年、缶ビールの各社主力銘柄で唯一販売増となったサッポロビールの「サッポロ生ビール 黒ラベル」(酒巻俊介撮影)

 新型コロナウイルス禍で暮らしぶりが大きく変わる中、令和2年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)市場では大手4社のシェアが11年ぶりに入れ替わった。こうした中、家庭用の缶ビール商品に注目すると、各社の主要ビールブランドでサッポロビールの「サッポロ生ビール 黒ラベル」(黒ラベル)だけが販売数量を伸ばした。コロナ下での節約志向で「第3のビール」が強みを発揮する中、黒ラベルの一体何が消費者の心をとらえたのか-。

 2年の4社のビール類販売数量は各社発表や業界推計に基づくと、1位にキリンビールが返り咲き、2位がアサヒビール、3位にサントリービール、4位がサッポロビールの順だった。ビール一本足打法と評されるアサヒに対し、飲食店向け比率がアサヒより低い一方で第3のビール「本麒麟」など幅広く家庭用銘柄を有するキリンがコロナ禍のイエナカ需要を取り込んだ形で、その差は2ポイント程度と僅差の逆転劇だった。