経済インサイド

個人情報つまずいたLINEヤフー連合 GAFAに大差つけられたZHD

国内8600万人超の利用者を誇るLINEのスマートフォンアプリ
国内8600万人超の利用者を誇るLINEのスマートフォンアプリ

 ヤフーと無料通信アプリ大手のLINE(ライン)を傘下に収める経営統合で、3月1日に新たなスタートを切ったばかりのZホールディングス(HD)が荒波にもまれている。統合早々、個人情報が中国の関連会社で閲覧可能な状態になっていた問題が発覚。企業としての信頼が傷つく結果となった。ZHDは世界展開をみすえながらもサービス内容を地域のニーズに合わせる戦略で米巨大IT企業を追いかけるはずだったが、その背中は遠のきつつあり、日本を代表するIT企業としての実力を問われる苦境に立たされている。

 「信頼を裏切ることになったことを重く受け止めている」

 LINEの出沢剛(いでざわ・たけし)社長(ZHD共同最高経営責任者=CEO)は、政府の個人情報保護委員会に問題について報告した23日の記者会見で、改めて謝罪の言葉を口にした。