「アルケゴス」騒動で激震 逃げ遅れた金融大手、市場は疑心暗鬼

 米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントによるリスクを過剰に負った取引をめぐり、野村ホールディングス(HD)をはじめ大手金融機関が巨額の損失懸念に揺れている。市場では、さらなる損失拡大や「第二のアルケゴス」への疑心暗鬼も募る。市場は固唾をのんで騒動の帰趨(きすう)を見守っている。

米大手は抜け駆け

 アルケゴスが注目されたのは、野村HDとスイス金融大手クレディ・スイスが3月29日、米国顧客との取引に起因した多額の損失計上の可能性を発表したことがきっかけだ。野村HDは顧客への請求額を約20億ドル(約2200億円)と試算。三菱UFJ証券ホールディングスやみずほフィナンシャルグループ(FG)にも同様の事態が生じている。