粂博之の経済ノート

転職するなら今 採用側が重視し始めた同僚からの評価

急ぎ足の通勤客ら。職場環境や転職市場は大きく変わりつつある=東京・品川駅(本文とは関係ありません、AP)
急ぎ足の通勤客ら。職場環境や転職市場は大きく変わりつつある=東京・品川駅(本文とは関係ありません、AP)

 新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化でリストラを余儀なくされる企業が相次ぐ半面、人手不足に悩む業界もあるなど産業界はまだら模様だ。加えて在宅勤務の広がりから人事評価のあり方も変わり始め、仕事をめぐる環境が流動的になってきた。転職を考えたいという人も多いのでは。春は、企業の多くが年度上期の中途採用計画を固める時期でもある。転職市場を点検してみよう。

在宅勤務と給料減

 「今年、会社を辞めよう」。世界の労働者の41%がそう思っているという調査結果を3月、米マイクロソフト(MS)が公表した。調査対象は31カ国の3万1000人以上。MSは、リモートワーク(遠隔地勤務)の広がりで、会社と自宅の場所にこだわる必要が薄れたことが要因の一つとみている。

 会社への帰属意識が強いとされる日本でも38%が転職を「検討する可能性がある」と答えた。

 検討した結果、実際に転職に踏み切ったという人は何が決め手となったのだろうか。パーソルキャリア(東京)が昨年4~8月に転職した約600人に理由を聞いている。