PS5人気は続くが… 1兆円利益のソニーが抱える死角

家電量販店に置かれたプレイステーション5の見本
家電量販店に置かれたプレイステーション5の見本

 ソニーグループが28日発表した令和3年3月期連結決算(米国基準)は、最終利益が前期比約2・0倍の1兆1717億円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要も追い風となり、同社として初めて1兆円を突破。今期も特殊要因の恩恵がなくなるとはいえ、6600億円を確保する見通しだ。ただ、半導体をめぐる世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱が今後の業績の逆風になる可能性もあり、「1兆円ソニー」の死角になっている側面もある。

 「急に起こった変化ではなく、これまでいろんなことを積み上げてきた成果が1兆円という節目で目立っただけ」

 ソニーが28日に行った決算記者会見で、十時(ととき)裕樹副社長は最終益1兆円達成への感想を聞かれて、こう述べた。