1泊100万円超も予約済 外資系五つ星ホテルの攻勢加速

 新型コロナウイルス禍で経営環境が悪化しているホテル業界で、関西を中心に外資勢が出店攻勢をかけている。業界では倒産の急増、施設の閉鎖や売却が相次ぐなか一見、奇妙な現象だ。進出ホテルの大半は五つ星に格付けされる最高級宿。強気の背景は何か。探ってみると逆風下でも強みを発揮する外資高級ホテルの特性がみえてくる。(田村慶子)

アジアより少ない日本

 「パンデミック(感染症の世界的大流行)は過去に何度も起きたが、全て一時的なものだ。外国企業は新型コロナウイルスのことなんて気にしちゃいない」

 東京建物の野村均社長は「コロナ下になぜホテル」との問いに笑ってこう答えた。4月、同社は大阪・堂島にカナダの高級ホテル「フォーシーズンズホテル」の誘致を発表。大阪へは初進出だ。開業は大阪・関西万博の前年となる令和6年だが「万博だけを目指すわけではない」と感染収束後を見据える。