ビジネス解読

ワーケーションで滞在先に仕事を移転 ベンチャーが挑む地方の雇用創成術

ワーケーションで訪れた長野県で休日にスノーボードを楽しむニットの社員=2月27日
ワーケーションで訪れた長野県で休日にスノーボードを楽しむニットの社員=2月27日

 新型コロナウイルス感染拡大で、観光地などで働きながら休暇を取る「ワーケーション」への関心が高まっている。中でも職場メンバーで参加する合宿型は、寝食を共にすることで社員の関係性を強化できると好評だ。さらに長期滞在することで深められる地域とのつながりを生かし、社会課題を解決すると意気込むベンチャー企業が現れた。

 「ずっと一緒にいて同じ釜の飯を食べるので、普段の顔が見えてその人を知ることができる。仲間意識が醸成され、社員のエンゲージメント(関係性)を高められる」

 本社オフィスを実質的になくす完全遠隔勤務(フルリモート)を前提に、オンラインによるオフィス業務代行を手がけるニット(東京都品川区)の秋沢崇夫社長は2月20~28日、名産の栗と葛飾北斎が晩年に創作活動を行った地として知られる長野県小布施町を訪れた。同県主催の移住促進事業「おためしナガノ」に参加し、ワーケーションに取り組むメリットを感じるためだ。