「鬼滅の刃」強く、優しい鬼退治 時代超えた深い物語性 歴史的ヒット

 漫画やアニメなどで幅広く展開する「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」(吾峠呼世晴=ごとうげ・こよはる=著)の勢いが止まらない。16日から全国公開中のアニメ映画「無限列車編」(外崎春雄監督)は、史上最速で興行収入100億円を突破。漫画単行本(集英社刊行)は累計1億部を超え、日本漫画史のレジェンド作品に加わる。試練を忍耐で乗り越える主人公と、複雑な過去を背負った敵が織りなす、時代を超えた「強く、優しい鬼退治」。その深い物語性に子供も大人も引き込まれている。(本間英士)

■エンタメ界支える柱に

 「漫画、アニメも全部見ていたけど、この映画が一番よかった。絵がきれいで、戦いのシーンの技も格好よさが何倍にもなっていた。もう一回見たい」。映画版を見た東京都大田区の小学6年女子(12)は上映後、興奮冷めやらぬ口調でこう振り返った。