初代ボンド偲ぶ 「穏やかな声忘れない」浜美枝さん

1966年7月、スパイ映画「007は二度死ぬ」のロケで来日、記者会見でボンドガールの浜美枝さん(左)、若林映子さん(右)と写真に納まるショーン・コネリーさん=東京都内のホテル
1966年7月、スパイ映画「007は二度死ぬ」のロケで来日、記者会見でボンドガールの浜美枝さん(左)、若林映子さん(右)と写真に納まるショーン・コネリーさん=東京都内のホテル

 「007」シリーズ(1962年~)の初代ジェームズ・ボンド役として知られ、先月末に亡くなった英北部スコットランド出身の俳優、ショーン・コネリーさん。シリーズの新作のたびにファンは初代を思い浮かべ、その記憶は永遠となった。世界的スターの地位を確立した後も新たなイメージの役に挑戦。映画史に強い印象を残しながら、半世紀以上にわたる俳優人生の幕を閉じた。(三宅令)

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 決して恵まれたスタートではなかった。貧しい労働者階級の家庭に育ち、英国海軍を経て、肉体労働などに従事。この間、体格の良さを生かしてボディービルに取り組んだりもした。劇場での仕事などの後、1954年ごろに俳優へ。しかし、スコットランドなまりの言葉や武骨な風貌からか、当たり役はなかなかめぐってこなかった。