実録 韓国のかたち

第1部(6)「集団脱北は朴政権が企画」 文氏ら輩出の「民弁」北に同調

 大統領就任直後、文在寅(ムン・ジェイン)は長い間、在籍していた進歩系の弁護士団体「民主社会のための弁護士会(民弁)」を脱退した。韓国の法曹関係者は「大統領が特定団体の会員として残るのは互いに負担になるからだろう」と話した。

「女性12人返還を」

 民弁は「民主化」「人権」を“盾”に保守政権と対決してきた。最近では、2016年4月、中国浙江省にあった北朝鮮レストランから集団で韓国に脱北した元女性従業員12人、男性1人の「人権」をめぐり、朴槿恵(パク・クネ)政権(当時)と対立した。

 女性らが韓国入りした翌日の4月8日、韓国統一部は緊急記者会見を開き、集団脱北の事実を公表した。

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