実録 韓国のかたち

第1部(9)北の著作権料、徴収代行 大統領秘書室長が設立の団体

 北朝鮮のプロパガンダに同調する活動をしたとして国家保安法違反で服役した経歴を持つ任鍾●(イム・ジョンソク)は文在寅(ムン・ジェイン)政権の大統領秘書室長就任にあたり、「南北経済文化協力財団(以下、財団)」の理事長を辞めた。

巨額支援事業主導

 財団がどのような活動をする組織であるかについて任の学生時代からの仲間で現在、大統領の演説担当の秘書官を務めるシン・ドンホが米メディアの取材に次のように述べている。「財団の役割は北韓(北朝鮮)の著作権事務局の業務を代行することだ」(2006年7月)

 北朝鮮が著作権保護に関するベルヌ条約に署名し、「著作権事務局」を開設したのは03年。任が中心となって韓国統一部に財団設立を申請したのは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の04年1月。許可が下りたのは9月だ。

 しかし、財団設立前から任は北朝鮮との経済交流、実際は支援活動に熱心だった。

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