韓国をむしばむ「がんのような存在」
内乱を扇動した極左政党、統合進歩党(統進党)議員、李石基(イ・ソクキ)に対する逮捕同意案には野党の重鎮であった文在寅(ムン・ジェイン)を含む国会議員のほぼ1割が反対または棄権に回った。統進党代表、李正姫(イ・ジョンヒ)は抗議の断食を始めたが、朴槿恵(パク・クネ)は「従北」勢力を「大韓民国をむしばむがんのような存在。早く取りのぞく必要がある」と断固とした姿勢を示し、統進党の解散請求にも署名した。
「統進党の綱領は、党内の核心勢力、RO(地下革命組織)が内乱陰謀を企てたことからもわかるように北韓(北朝鮮)の対南革命戦略を追従するもの、すなわち“従北″姿勢が明確になったから」というのが主な理由だった。
【連載】実録 韓国のかたち