実録 韓国のかたち

第3部(3)左派政権スキャンダル、秘密資金3千億ウォンはどこへ 金大中政権幹部告発を韓国メディアは黙殺

「3千億ウォン」指示下したのは青瓦台

 韓国検察が朴槿恵(パク・クネ)・李明博(イ・ミョンバク)政権時代の高官を次から次へと逮捕している最中の今月8日、金大中(キム・デジュン)政権(1998年~2003年)で国家情報院(国情院)2次長(次官級、大統領が任命)を務めた金銀星(キムウンソン)が左派政権にまつわる前代未聞のスキャンダルを暴露した。

来日したときの金大中氏=2007年10月、京都全日空ホテル
来日したときの金大中氏=2007年10月、京都全日空ホテル

 金銀星は、金大中政権時代の2001年、当時の国情院長、辛建(シン・ゴン)の指示で6つの市中銀行から総額3000億ウォンの秘密資金を工面したが、それがどこへ使われたかは知らないと明かしたのだ。金銀星によれば、3千億ウォンの指示を下したのは青瓦台(大統領府)だった。

 金の証言はかなり具体的だ。「2001年上半期のある日だった。辛院長が青瓦台で週例報告を終えた後の午後3時半から4時の間に私に電話をかけてきました。『市中銀行を使って3千億ウォンを準備しろ。青瓦台の会議で決まった』との指示でした」。

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