実録 韓国のかたち

第3部(9)左派メディア、「詐欺常習犯」の告発掲載 清廉潔白候補の“フェイクニュース”、選挙戦左右

「息子二人の兵役逃れの事実を隠蔽」の偽情報

 左派政権の継続を阻止すべく野党ハンナラ党は清廉潔白でクリーンなイメージを持つ元最高裁判事、李会昌(イ・フェチャン)を大統領選の公認候補に選んだ。金大中(キム・デジュン)の側近や親族の腐敗が国民の怒りを買う中、対照的な李を出して勝負に出たのだ。

韓国大統領が訪朝 韓国の盧武鉉大統領(右)と握手を交わす北朝鮮の金正日総書記=2007年10月、平壌市内(韓国取材団・共同)
韓国大統領が訪朝 韓国の盧武鉉大統領(右)と握手を交わす北朝鮮の金正日総書記=2007年10月、平壌市内(韓国取材団・共同)

 李はソウル大在学中に司法試験に合格。空軍将校として兵役を終えた後、最高裁判事などを経て金泳三(キム・ヨンサム)政権では国務総理を歴任したエリート。盧武鉉(ノ・ムヒョン)とは対照的な経歴と経験を有するうえ、公職に就いていた40年間、賄賂を受け取ったこともなかった。軍政下でも原則を曲げない判決を出したことでも有名だった。

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