中国の米大学への干渉「日本と連携して脅威に対応を」 米研究者が提言

 米国ワシントンの大手研究機関「ウィルソン・センター」が9月に発表した中国による米国主要大学への干渉についての調査報告書が大きく波紋を広げている。米国の主要大学が長年、中国政府工作員によって中国に関する教育や研究の自由を侵害され、学問の独立への深刻な脅威を受けてきたことを明らかにしたからだ。調査を実行した米国人の若手女性中国研究者アナスタシャ・ロイドダムジャノビク氏が産経新聞のインタビューに応じ、米側大学が中国から学問の自由を組織的に侵害されてきた事実が証明されたことを強調した。また、米側の教職員が中国の報復への恐怖を表明したことを明らかにし、日本と連携しての対中政策の開始を提案した。一問一答の要旨は以下の通り。(ワシントン駐在客員特派員 古森義久)

-若手中国研究者としてどんな動機でこの画期的な調査をすることを決めたのか