徴用工判決「韓国が初めて解決策を提示する側に」木村幹・神戸大教授

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29日、ソウルの韓国最高裁に向かう原告ら(共同)

29日、ソウルの韓国最高裁に向かう原告ら(共同)

 韓国最高裁は、三菱重工業に対する今回の判決で、10月の新日鉄住金(旧新日本製鉄)への判決を踏襲した。今後も判例として生き続けることが明確となり、下級審で同様の判断が続くのは避けられない。日本政府は従来通り、請求権問題は解決済みだとの立場をとり続けることになろう。

 その中で問題をどう決着させるか。現状で重要なのは、「ボールは韓国側にある」という点だ。