日曜経済講座

「一時停戦」の行方は… 待ち構える米中対立激化 ワシントン支局・塩原永久

 世界1位と2位の経済大国が歯止めの利かない「貿易戦争」に陥るのか-。1日に開催された米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談には、両国が貿易問題をめぐる対立緩和の道筋を描けるかが注目された。会談の結果、協議を90日延長し、米国はその間、対中制裁関税の引き上げを猶予することになった。通商問題の専門家は「一時的な停戦」と評価する一方、対立激化の第2ラウンドが待ち構えているとの見方を示している。