矢板明夫の中国点描

弾圧者の家族 春節の謝罪

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春節(旧暦正月)を前に、北京の紫禁城で展示を見て回る親子(1月30日、ロイター)。失脚したかつての中国治安部門トップ、周永康氏の家族が春節をともに過ごす日はくるのか

春節(旧暦正月)を前に、北京の紫禁城で展示を見て回る親子(1月30日、ロイター)。失脚したかつての中国治安部門トップ、周永康氏の家族が春節をともに過ごす日はくるのか

 「家族だんらんの祝日なのに、私は夫に会えない。夫が今、生きているかどうかさえ分からない」

 中国の旧暦正月(春節、2月5日)を前に、ある女性がツイッターでつぶやいたことが、多くの中国の人権活動家の関心を集め、波紋を広げている。

 米国籍を持つ47歳のこの女性の名は黄婉(こう・えん)氏。彼女の夫の父親は、2013年末に中国共産党内の権力闘争に敗れた元最高指導部メンバーの周永康(しゅう・えいこう)氏である。

 周氏はその後、収賄、職権乱用、国家機密漏洩などの罪に問われ、無期懲役の判決が下された。その失脚に周氏の家族、親族、元部下ら関係者300人以上が連座し、さまざまな罪名で裁判にかけられたといわれている。

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