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「黒塗りメーク」で炎上 根深い“差別”

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米バージニア州のノーサム知事の学生時代のアルバム。ノーサム氏のページに、顔を黒塗りにした人物と秘密結社KKKのコスチュームを着た人物の写真が掲載されている(AP)
米バージニア州のノーサム知事の学生時代のアルバム。ノーサム氏のページに、顔を黒塗りにした人物と秘密結社KKKのコスチュームを着た人物の写真が掲載されている(AP)

 米国の首都ワシントンに隣接する南部バージニア州で、ラルフ・ノーサム州知事(59)ら民主党系州トップ3人に、人種差別問題などが相次いで発覚する異常事態となっている。発端は、ノーサム知事の1984年の学生アルバムのページに、顔を黒く塗って黒人に扮した人物と、白人至上主義の秘密結社「クー・クラックス・クラン(KKK)」の白装束姿の人物の写真が掲載されていたこと。30年以上前とはいえ、米南部諸州に残る差別意識の表れだとして、米社会にショックが広がっている。(ニューヨーク支局 上塚真由)

■手違いで掲載と主張

 「写真に写っている人物は私ではない。ただ、同じ年にダンスコンテストに参加した際、マイケル・ジャクソンの真似をするために顔を黒くしたことがある」。ノーサム知事は今月2日、記者会見でこう釈明し、問題の2人の人物の写真は、何かの間違いで自分のページに掲載されたと主張。会見では、記者から「(マイケルの代表的なダンス)ムーンウォークを今でも踊れるのか」と突っ込まれ、踊りだそうとする場面も。会見に同席した妻に「ふさわしくない」と諭されたやりとりは、失笑を買った。

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