久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

金正恩氏とトランプ氏、ベトナム認識は「水と油」

 27日からの2度目の米朝首脳会談で、北朝鮮の非核化に向けた行程表は示されるのか。会場となるベトナムの首都ハノイでトランプ米大統領は、ベトナム戦争からの和解がもたらした同国の経済繁栄を強調し、「北朝鮮も第二のベトナムになれる」とのメッセージを送る。しかし、北朝鮮にとってベトナムは、全く異なる意味がある。「かつて米軍が全面撤退し、その後、北ベトナムが統一した国」なのである。双方の認識は「水と油」であり、まるで今回の首脳会談を象徴しているかのようだ。

■北ベトナムは「統一のお手本」

 北朝鮮にとって、北ベトナムの中心だったハノイは共産主義国ベトナムの象徴だ。1973年に米軍が全面撤退した2年後に総攻撃をかけ、当時の南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)を陥落させた北ベトナムは「統一のお手本」なのである。

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