
台湾の蔡英文総統は産経新聞との単独インタビューで、慎重に言葉を選びつつも日本との連携強化や、国際社会における存在感の発揮に強い意欲を示した。取材時間は予定の時間を大幅に超えて2時間弱に及び、中国や米国との関係、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、朝鮮半島の非核化などテーマは多岐に及んだ。
取材時の発言詳細は以下の通り。
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挑発せず全世界に説明
--米中は「新冷戦」の関係に入ろうとしているが、台湾にどのような影響をもたらすか。台湾は地域の不安定要因にならないことと、存在感を高めることのどちらを優先するのか