加藤達也の虎穴に入らずんば

「ベトナム」が遠かった 北の傷心

 ベトナム・ハノイで8カ月ぶりに開かれた“恋に落ちた2人”の再会は2日目の28日、ランチを目前に劇的な物別れで幕を閉じた。

 米朝首脳による再会談決裂の背景や双方の損得、核をめぐる交渉の行方については、多くの分析が示されているが、事後の反応を見る限り牽制(けんせい)しあいながらも互いに非難せず、双方が交渉テーブルを維持したがっていることがうかがえる。

 北の完全非核化を狙う米国と、相互的な核軍縮交渉にしたい北の埋めがたい溝も世界に明確になって、今後の交渉意欲も気になるところだが結局、2人は「失敗」で終わらせられない共通の事情を抱える。いずれ席に戻るだろう。

 今回の交渉で興味をそそられたのは、北朝鮮が事前の報道と事後の記者会見でさらした懐具合や、交渉の手の内だった。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください

加藤達也の虎穴に入らずんば