劇場型半島

米朝物別れ“最大の敗者”は文在寅氏 安倍首相に八つ当たり

昨年4月の南北首脳会談で共同会見に臨む文在寅大統領(右)と金正恩朝鮮労働党委員長(韓国共同写真記者団撮影)
昨年4月の南北首脳会談で共同会見に臨む文在寅大統領(右)と金正恩朝鮮労働党委員長(韓国共同写真記者団撮影)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、専用列車で仰々しくベトナム入りし、米朝首脳再会談に臨んだ揚げ句、何の合意も勝ち取れなかった。トランプ米大統領に制裁解除要求を一蹴され、経済再建のもくろみは暗礁に乗り上げた。だが、金正恩氏にとって以上に物別れが青天の霹靂(へきれき)だったのが、米朝の「仲介役」を自任する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だろう。文氏周辺からは安倍晋三首相に八つ当たりする声も上がっている。(ソウル 桜井紀雄)

■北朝鮮の失望

 「米国との交渉への意欲を少し失ったのではないか」「米国式の計算が理解しがたいのではないか」

 会談が物別れに終わった後の1日未明、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は、会談後の金正恩氏の印象をこう説明した。米側を牽制(けんせい)する意図がみえるが、想定外の結果に戸惑う金正恩氏の様子も浮かぶ。

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