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説得力に欠ける対中「ロシア・カード」 古森義久

1月22日、日露首脳会談を前に握手するロシアのプーチン大統領(右)と安倍晋三首相=モスクワ(AP)
1月22日、日露首脳会談を前に握手するロシアのプーチン大統領(右)と安倍晋三首相=モスクワ(AP)

 日本はロシアへの接近によって中国の動きを抑制できるのか。こんな設問が米国ワシントンの外交論壇で論じられた。いわば日本の対中「ロシア・カード」の効用の有無だが、このカードが使えるという日本側の主張は、ロシアと米国の専門家たちからのノー回答で3対1の劣勢という結果となった。

 安倍晋三首相のロシアへの急接近は米国側でも強い関心の的となった。ロシアのウクライナ・クリミア半島併合などにトランプ政権が厳しい非難を浴びせる中での日本の「親露的」な動向は米側の懸念をも生んでいる。そんな背景の中、ワシントンの大手研究機関、戦略国際問題研究所(CSIS)が3月中旬、「日本は中国へのロシア・カードを使えるか」という題でネットでの論壇を開設した。

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