久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

米朝物別れ、金正恩氏の次の手は

トランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の握手=2月27日、ハノイ(ロイター)
トランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の握手=2月27日、ハノイ(ロイター)

 ハノイでの米朝首脳再会談が物別れに終わった後、交渉継続のモメンタム(機運)は急速に低下している。米側は「ボールは北朝鮮にある」として北朝鮮の動きを静観しているが、北朝鮮側は、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が平壌での記者会見で「米国の要求に対し、いかなる形であれ譲歩する考えはない」と強硬姿勢に出ている。国際社会による対北制裁は効いており、金正恩(キム・ジョンウン)政権の統治資金は確実に減少。北朝鮮が対立路線に戻って制裁が強化されれば、資金は約2年で枯渇するとされる。金正恩氏は次にどう出るのか。

ハノイ会談後の情報戦

 19日から、北朝鮮の駐中国大使や国連大使ら主要外交官が本国に戻ったことが確認された。このため平壌では、各国情勢をふまえた米朝協議の後続戦略の検討が本格化したとみられている。

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