藤本欣也の中国探訪

中越戦争40年 国境で垣間見た「天国」と「地獄」

中国・河口で通関手続きを待つ行商人たち。自転車に段ボールをくくり付けている(藤本欣也撮影)
中国・河口で通関手続きを待つ行商人たち。自転車に段ボールをくくり付けている(藤本欣也撮影)

 同じ社会主義国同士が戦火を交えた中越戦争から40年。両国の元兵士や住民には深い傷を残したが、かつて激戦が繰り広げられた国境地帯にその爪痕はない。中国側の街はベトナムの出稼ぎ労働者であふれ、あやしげな活気に沸いていた。

      

 中国南部、雲南省の省都・昆明から列車で約6時間、ベトナムとの国境に近い河口北駅に着いた。プラットホームに降りただけで、南方特有の熱風を感じる。2月下旬の夕刻だったが、気温は29度。通りの喧噪(けんそう)も含め、中国というより東南アジアに似ていた。

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