国際情勢分析

NZテロ対応で名声、若き女性首相の“頭痛の種”は中国

 イスラム教徒50人が死亡したニュージーランドの銃乱射テロで、同国のアーダン首相(38)は、白人至上主義が動機とみられる犯行への毅然とした非難や、迅速な銃規制強化で国際的な評価を高めた。国内的にも、移民・難民の受け入れに寛容で人権意識も高い国民の支持を集めた形だ。ただ、外交面では、南太平洋地域で影響力を強める中国に対し、イスラム教少数民族ウイグル族への弾圧問題などで同様に毅然とした態度を貫けるか、危ぶむ声もある。若き女性宰相の真価が問われるのは、これからだ。(外信部 平田雄介)

みなぎる正義感

 「これがリーダーのあるべき姿だ」「心ある人だ…」。テロ発生翌日の3月16日、アーダン氏がイスラム教徒の女性が頭に巻くスカーフ「ヒジャブ」を身にまとい、被害者や遺族らを慰問する様子が伝えられると、現場となったクライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)周辺で賞賛の声が相次いだ。

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