李登輝秘録

第2部 日本統治下に生まれて(3) 台北高、負けなしの「岩里政男(いわさと・まさお)」

李登輝が1940年に入学した旧制台北高等学校で1年生のときに撮影したクラスの集合写真。李は最前列左から4番目の目立つ位置に座っている(李登輝基金会提供)
李登輝が1940年に入学した旧制台北高等学校で1年生のときに撮影したクラスの集合写真。李は最前列左から4番目の目立つ位置に座っている(李登輝基金会提供)

 日本統治時代に台湾で生まれた元総統の李登輝にとり、幼いころから親しんだ日本語は母語といえた。

 李は中学時代までに、「岩波文庫を手に入れて700冊は読んだ。日本語で古今東西の知識に触れることができた」と語る。

 古事記、源氏物語、夏目漱石全集など幅広く読破していた李は、難関の旧制台北高等学校に合格し、1940年に入学する。東京の「一高」や仙台の「二高」など内地(本土)の旧制高校に準じ、22年に初めて台湾に設立された高等学校で、大学の教養課程にあたる教育だった。

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