国際情勢分析

中国が覇権むき出し、防衛ラインに「第3列島線」浮上

太平洋の米中軍事防衛ライン
太平洋の米中軍事防衛ライン

 中国と米国が太平洋で対峙する軍事防衛ラインとして、外交と防衛関係者の間で「第3列島線」が強く認識され始めた。これまで指摘されていた2本の軍事防衛ラインより、大きく東側に寄ったのが特徴だ。中国の海洋進出の軍事パワーと経済援助を名目とした太平洋の島嶼国への人民元パワーに、米国側が押されていることを示す。米同盟国の日本やオーストラリア、ニュージーランドも警戒を強めてはいるが、有効な手立てを打ち出せていない。

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 指摘され始めた「第3列島線」は、ハワイから南太平洋の島嶼国サモアを経由し、ニュージーランドに至る軍事防衛ラインだ。ギリギリ保たれている「第1列島線」は沖縄から台湾、フィリピンを経由しマレーシアに至る。続く「第2列島線」は、硫黄島からグアム、パラオを経由して、オーストラリアに至る。

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