浅川財務官、共同声明で「保護主義」言及せず 3つの論点を議論

インタビューに答える財務省の浅川雅嗣財務官(飯田英男撮影)
インタビューに答える財務省の浅川雅嗣財務官(飯田英男撮影)

 日本が初めて議長国を務める20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が6月8、9日に福岡市で開かれるのを前に、財務省の浅川雅(まさ)嗣(つぐ)財務官が産経新聞のインタビューに応じた。激化する米中の貿易摩擦については、財務相の管轄外でもあり「介入して解決することはない」と指摘。共同声明にも「保護主義」と戦うといった文言は「書かない」と述べた。

 今回の会議については、「危機時より各国がまとまるのが難しい、平時のG20」と位置付け、(1)デジタル課税(2)高齢化への対応(3)国際的な経常収支不均衡の是正-の3つの重点課題に取り組むとした。

 浅川氏は世界経済について「米中摩擦のリスクが激しく顕在化しない限り、今年後半から来年にかけ確実に回復していく」と分析。2008年のリーマン・ショック直後などの危機的状況とは違うとした上で「平時だからこそ、中長期的な成長の阻害要因になりうる論点を落ち着いて話し合うべきだ」と話した。

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