太平島ルポ

南シナ海の「救難」拠点 軍事化・中国と好対照

21日、太平島の滑走路に着陸したC130輸送機(田中靖人撮影)
21日、太平島の滑走路に着陸したC130輸送機(田中靖人撮影)

 台湾の行政院(内閣に相当)は23日までに、南シナ海のスプラトリー(中国語・南沙)諸島で実効支配するイトゥアバ(同・太平島)で行った海岸巡防署(海上保安庁)の救難訓練を一部の内外メディアに公開した。米中の対立が深まる南シナ海で人道支援・災害救助の役割を強調することで、地域での存在感を強めたい台湾当局の思惑がうかがえる。

 台湾南部・屏東県の空軍基地からC130輸送機で約3時間。飛行機から降りると、強い日差しが肌を刺した。島の中央部を東西に貫通する約1200メートル、幅約30メートルの滑走路の端に駐機場があり、その脇のトーチカには機関砲が設置されていた。カメラを向けると「写真は撮らないで」と注意された。

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