天安門事件30年 民主化への遺産

(1)戦車に潰された女神

1989年6月5日、北京の天安門広場近くの大通りで、戦車の前に立ちはだかる男性(左下)=ロイター
1989年6月5日、北京の天安門広場近くの大通りで、戦車の前に立ちはだかる男性(左下)=ロイター

 1989年6月4日午前4時半すぎ、北京中心部の長安街に面した天安門広場。張り詰めた夜がようやく明けようとしていた。

 建国の父、毛沢東の肖像画の前に立ちはだかっていた、高さ10メートルの「民主の女神像」は民主化運動のシンボルだった。もはやその姿はない。戦車に押し潰されたのだろうか。

 「女神の頭だけでも取っておけばよかったかな」

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