「合意か、破談か」 元国連事務次長が語る交渉の機微とG20サミットの背景

フォーリン・プレスセンターの赤阪清隆理事長=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
フォーリン・プレスセンターの赤阪清隆理事長=5日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

 今月28、29日に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)には、メンバー国の大統領や首相に加え、国連、世界貿易機関(WTO)、経済協力開発機構(OECD)、世界保健機関(WHO)など主要な国際機関のリーダーも一堂に会する。日本で開かれる史上最大の国際会議は、どのように討論が進められ、合意に結実させていくのか。元国連事務次長で、多くの国際会議を経験してきた赤阪清隆フォーリン・プレスセンター理事長は、議論をまとめたいという各国の意思が大切とし、「日本のリーダシップに対する期待は高まっている」と指摘する。(安田奈緒美)

緊迫した外交交渉

 「当時の橋本(龍太郎)首相は、フランスのシラク大統領やアメリカのクリントン大統領に直接電話して説得にあたった。日本の国力を挙げての会議でした」

 平成9年、国立京都国際会館(京都市左京区)で開かれた「地球温暖化防止のための京都会議」をめぐる緊迫した外交交渉を赤阪氏はこう振り返る。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください