「香港での天安門事件」が心配 民主派重鎮、李柱銘氏インタビュー

インタビューに答える李柱銘氏(藤本欣也撮影)
インタビューに答える李柱銘氏(藤本欣也撮影)

 香港の混乱が続いている。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐり、完全撤回を求めるデモに香港市民が参加する理由はさまざまだ。増え続ける中国移民によって生活が圧迫されている現状もその一つだが、デモ参加者からは中国政府・共産党を批判する声は聞こえてこない。香港民主派の重鎮、李柱銘(マーティン・リー)氏(81)に話を聞いた。

     

 --7月1日、逃亡犯条例改正案の撤回を求める若者らが、立法会を一時占拠して破壊活動を行った

 「香港政府の対応は失敗続きだったが、今回は成功したようだ」

 --成功?