香港デモ 批判の矛先は中国に向けず 「自分の身を守るため」

劉鋭紹氏(藤本欣也撮影)
劉鋭紹氏(藤本欣也撮影)

 「逃亡犯条例が改正されれば、中国に引き渡されるのは私かもしれない」

 まじめな顔で話をするのは香港の政治評論家、劉鋭紹(64)である。

 劉は1986年から89年まで中国系香港紙、文匯報の特派員として北京に駐在した。そのときに起きた最大の出来事が89年の中国民主化運動と同年6月4日の天安門事件だった。

 同年5月20日、北京に戒厳令が布告されると、文匯報は翌21日付の社説で、中国当局へ強い抗議の意を示した。「痛心疾首」(ひどく悲しみ恨むの意)。この4文字だけを社説欄に大きく掲載したのである。

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