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「日本の良心」「デタラメ」慰安婦報道の植村元朝日記者が韓国で波紋

6月26日、東京都内で会見する植村隆氏。韓国紙でのインタビューが波紋を広げている
6月26日、東京都内で会見する植村隆氏。韓国紙でのインタビューが波紋を広げている

 初期の慰安婦報道に携わった元朝日新聞記者、植村隆氏に対する韓国紙のインタビュー記事が、韓国国内で波紋を広げている。植村氏は朝日新聞系の出版社に関し「金もうけのためならどんな本でも出す」と述べたほか、日本の知識人について「右翼にびびり、物が言えない」などと発言。「日本の良心」と称賛する動きも広がる一方、「韓国社会の無知を利用し『デタラメ』を広めている」との批判も出ている。(外信部 時吉達也)

「古巣批判」展開

 記事は6月15日付で、左派紙、京郷新聞に掲載された。植村氏が2014年、朝日新聞を早期退職した理由として、インタビュアーが同紙の「保守化」を指摘したのに対し、「保守化したわけではなく、私を保護しなかっただけだ」と説明。慰安婦支援団体から批判を受ける学術書『帝国の慰安婦』の日本語版が朝日新聞出版から刊行されたことを「朝日の保守化」の根拠として挙げた質問に対しては「系列とはいっても金もうけのためならどんな本でも出版するから」と述べた。

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