解読

欧州統合に未来は? 存亡を左右、親EU対懐疑派 ベルリン支局長・宮下日出男

移民、環境、防衛…国境超えた民意にどう応える

 5月23~26日に行われた欧州連合(EU)の欧州議会選はこれまでにない関心を集めた。欧州統合に懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力と統合推進を支持する「親EU派」の対決がEUの行方を左右すると目されたからだ。結果は親EU派が踏みとどまったが、手放しで歓迎はできない。有権者のEU意識は分極化し、推進力にブレーキがかかれば、米中露の覇権争いに埋没しかねない。欧州統合に未来はあるのか。

 6月初め、欧州議会選でポーランドから当選したシコルスキ元外相を取材する機会があった。「『おめでとうございます』といってよいだろうか…」。取材の前に記者はそう悩んだ。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください