矢板明夫の中国点描

「塀の中」人権侵害の実態

「塀の中」の人権侵害は、果たして米中対立の新しい議題として浮上するだろうか。火花を散らす中国の習近平国家主席(左)と米国のトランプ大統領(右)=2018年12月1日、アルゼンチンで開催されたG20サミット(ロイター)
「塀の中」の人権侵害は、果たして米中対立の新しい議題として浮上するだろうか。火花を散らす中国の習近平国家主席(左)と米国のトランプ大統領(右)=2018年12月1日、アルゼンチンで開催されたG20サミット(ロイター)

 3日の早朝、中国の人権派弁護士、李金星氏らが上海市北郊の宝山刑務所を訪れ、収監中の保険大手、安邦保険集団の元会長、呉小暉(ご・しょうき)氏(52)との面会を求めた。しかし、刑務所側に「担当者が会議中で対応できない」との理由で拒否された。

 呉氏は2018年5月、詐欺と職権乱用の罪で懲役18年の実刑判決を言い渡され、同刑務所に収監された。これ以降、家族と弁護士が計21回も面会を要求したが、刑務所側は「担当者不在」「面会室はいまリフォーム中」といった理由ですべて拒否している。

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