藤本欣也の中国探訪

「女の国」をゆく(2) “夜這い”の流儀とは

かがり火夜会で踊るモソ人女性たち=雲南省ルオシュイ村(藤本欣也撮影)
かがり火夜会で踊るモソ人女性たち=雲南省ルオシュイ村(藤本欣也撮影)

 チベットに近い雲南省と四川省にまたがるルグ湖畔に「女の国」がある。少数民族のモソ人約5万人が母系社会を営んでいる。

 「漢族の皆さんは男の子が生まれると喜ぶでしょ? でも私たちモソ人は女の子の出生を喜ぶのです」

 湖畔の四川省シュクア村で、モソ人女性のゲサンさん(30)は自分の伝統家屋に観光客を招いてガイドをしている。

 母系社会では最年長の女性が家長となり、物事を決める。財産は母から娘へ代々相続される。

 モソ人社会のもう一つの特徴が婚姻の形式として「走婚」が多いことだ。「通い婚」とも呼ばれ、男女は同居しない。男は女の部屋へ夜這(よば)いをし、夜が明ける前に自宅へ帰るのがしきたりである。

 「男はめとらず女は嫁がず。これが走婚なのです」

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