米国の新核戦略 中国にらみ米露に「暗黙の了解」指摘

13日、米ニュージャージー州で記者団の取材に応じるトランプ大統領(ロイター)
13日、米ニュージャージー州で記者団の取材に応じるトランプ大統領(ロイター)

 米国が地上発射型巡航ミサイルの発射実験を成功させ、今月2日に失効した中距離核戦力(INF)全廃条約後の戦力拡充へ向けた一歩を踏み出した。トランプ政権は米中露による新たな軍備管理の枠組みを模索するが、中国は拒否している。日本政府は米国と緊密に連携し、中露など関係国の動向を注視する構えだ。

 米国防総省は実験の映像を公開し、中距離ミサイルでも優れた技術を保持していることを見せつけた。INF条約が1988年に発効して以来、見合わせてきた実験を再開したのは、条約に入っていない中国が中距離ミサイルの整備拡大を図っていることが大きい。