実録 韓国のかたち

第2部(6)親北国会議員が内乱計画、チラつく文在寅の影

一度“いや”と言ったら融通が利かない朴槿恵の性格

 朴槿恵(パク・クネ)が大統領に就任した2013年、北朝鮮は米韓合同軍事演習に際し、例年になく厳しい態度をとった。3月30日、北朝鮮は「政府・政党・団体特別声明」を発表して「この時刻より南北関係は戦時状況に突入する」と宣言、南北の和解と協力を象徴する事業として元大統領、金大中(キム・デジュン)時代に造った開城(ケソン)工業団地を「容赦せず閉鎖」すると威嚇、10日後には5万人に上る北の労働者全員を工業団地から撤収させた。

 発足したばかりの朴政権に揺さぶりをかけるのが狙いとみられたが、朴は「(北朝鮮が)危機をあおって脅しをかけると(われわれは)妥協し、支援するという悪循環を繰り返した」と述べ、断固としてあしき「慣習」を断ち切る意向を表明した。

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