久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

韓国のGSOMIA破棄で北朝鮮は喜び米国怒る

24日、新たに開発したという「超大型ロケット砲」の試射成功を関係者とともに喜ぶ金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
24日、新たに開発したという「超大型ロケット砲」の試射成功を関係者とともに喜ぶ金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決めたことに対し、米国からの怒りの声が収まらない。韓国への驚愕と失望を表明し、決定の撤回を要求するなど、むしろ米国の方が当事者の日本よりも韓国に厳しい態度をみせている。トランプ米大統領は主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で米韓軍事合同演習について「完全な浪費だ」と述べ、日韓GSOMIAを勝手な理由で破棄すると決めた韓国への不快感をあらわにした。米韓関係に危機感が生じるなか、韓国の決定の裏には「北朝鮮への配慮」があったとの見方も出ている。

文大統領は北朝鮮の要求する「直ちに破棄すべき」をのんだ?

 

 日韓GSOMIAの破綻決定に拍手を送っているのは、明らかに北朝鮮である。北朝鮮は破棄通告の翌日の8月24日朝、「新型の超大型放射砲」の試射を行った。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の高笑いが聞こえるようだ。

 韓国は、輸出管理上の優遇対象であるいわゆる「ホワイト国」リストから韓国を外して安保協力に重大な変化をもたらしたのは日本だと主張するが、日米の協定延長要請を蹴って破棄すべきだと強く主張してきたのは北朝鮮だ。

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