矢板明夫の中国点描

ウイグル人学者の死刑 阻止を

中国新疆ウイグル自治区ウルムチで3人一組で巡回する警官
中国新疆ウイグル自治区ウルムチで3人一組で巡回する警官

 大学の学長を務めた2人の高名なウイグル人学者が近く、中国当局によって処刑される可能性が高いとして、国際人権NGOアムネスティなど複数の人権団体が9月中旬から死刑執行停止を求める活動を展開している。海外に亡命している民主化活動家、胡平氏らも中国政府宛ての公開書簡を発表し「大学の学長に対する死刑の執行は、あの文化大革命中すらなかったことだ。執行されれば、中国が文明開化して以来、最大の恥となる」と訴えている。

 死刑執行される可能性があるのは、新疆大学学長を長年務めた地質学者のタシポラット・ティップ教授(60)と、新疆医科大学の元学長、ハリムラット・グプル教授(59)だ。いずれも共産党員だった。地元のウイグル人からみれば体制寄りの人物だが、2017年以降に拘束され「地位を利用して反政府活動を行い、分裂主義を実現しようとした」等の罪に問われ、執行猶予付きの死刑判決を言い渡されていた。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください

矢板明夫の中国点描 記事一覧はこちら