久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

韓国法相スキャンダルを「反日」で封殺 文政権の世論形成術

2日、ソウルで記者会見したチョ・グク氏(聯合=共同)
2日、ソウルで記者会見したチョ・グク氏(聯合=共同)

 特権を利用してズルをし、ウソをつく-。次から次へと疑惑が浮上する「タマネギ男」こと、チョ・グク法相の就任を強行した文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する韓国国民の怒りが収まらない。文政権側がこれを封じようと力を入れているのが、「反日」のレッテル貼りだ。チョ氏を擁護するため、「反チョ・グク(を唱えるの)は親日派」「反チョ・グクは利敵行為」「反日は愛国」などの標語をSNSで拡散させている。これに対してソウル大など各大学では、学生らが「チョ・グク、恥ずかしい」のプラカードを掲げて辞任を要求しており、世論は真っ2つ。10月3日には、ソウル中心部で大規模な反チョ・グク集会が予定されており、動向が注目される。

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 SNSからチョ氏擁護の主張が拡散している背景として、在韓国ジャーナリストは「文政権にはSNSを使った世論形成のプロがいる。彼らが『反チョ・グク』イコール『親日』(の構図)を作っている」と指摘する。

 文政権はチョ氏をめぐるスキャンダルの火消しに懸命だ。SNSだけではない。文政権がチョ氏の問題への対応に反日政策を利用しているとの見方もある。

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