2014年の香港の民主化運動「雨傘運動」で、学生団体の幹部だった周庭(アグネス・チョウ)氏(22)が28日までの取材で語った内容は以下の通り。
--雨傘運動の開始から5年。成功と失敗は
「雨傘運動は成功していない。こんなに長い間、普通選挙や民主主義が(実現してい)ない。でも、運動が与えた効果はある。政治に無関心な人たちも運動が、催涙弾があったから、関心を持ち始めた」
--成功しなかった理由は
「そもそも社会運動を成功させることが難しい。香港は特に中国政府(の影響力)が強く、普通選挙はもともと難しい。多くの失敗を経てこそ成功の可能性が出てくる。重要なのは諦めないこと」
香港「雨傘」リーダー周庭氏 「香港守る最後の機会」「失敗の経験に学んだ」