香港社会、進む分断 「青色と黄色」に色分け 親中派の店舗標的に

香港・九龍半島の目抜き通り「彌敦道(ネイザン・ロード)」で、抗議者によって落書きされた吉野家の店舗(森浩撮影)
香港・九龍半島の目抜き通り「彌敦道(ネイザン・ロード)」で、抗議者によって落書きされた吉野家の店舗(森浩撮影)

 【香港=森浩】中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案を発端とした混乱が続く香港では、抗議活動の本格化から4カ月以上が経過する中、社会で「親政府」「親民主派」での色分けが進む。企業や店舗も両派が明確に区別され、攻撃が行われる。抗議活動の長期化とともに、社会の分断が顕在化している。

 「壊す理由? その店が『青』だからだ」

 12日午後、香港の九龍半島南部では大規模なデモが行われ、一部の参加者は目抜き通りである彌敦道(ネイザン・ロード)周辺の店舗を襲撃した。デモ参加者の男性に店舗を壊す理由を聞いたところ、冒頭の言葉が返ってきた。