対日接近でも拘束強行 微笑外交使い分け 「国家安全」名分に 

G20大阪サミットで来日した中国の習近平国家主席(中央)=6月、関西国際空港(須谷友郁撮影)
G20大阪サミットで来日した中国の習近平国家主席(中央)=6月、関西国際空港(須谷友郁撮影)

 来春の習近平国家主席の訪日に向けて日本との関係改善を進める中国当局が、“微笑外交”の裏で日本の準公務員を拘束するという強硬な措置に出た。2015年以降の邦人拘束事件をめぐっては日本側に配慮する動きはまったくない。日本政府の反応も小さく、行動をエスカレートさせても日中関係に影響はないと踏んでいるようだ。

 外交問題を抱える相手国の国民をスパイ容疑などで拘束し、政府に圧力をかけるのは中国当局の常套(じょうとう)手段となっている。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部が昨年、カナダ当局に逮捕された報復として同国の元外交官ら2人を国家安全危害容疑で逮捕したのは典型的だ。

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