久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

来春総選挙に危機感 「死に体」回避へ左派を裏切れない文在寅政権

9月7日、ソウルでチョ・グク氏の法相任命に抗議するデモ隊(AP)。チョ氏の法相辞任後も、韓国世論の分裂は激しさを増している。
9月7日、ソウルでチョ・グク氏の法相任命に抗議するデモ隊(AP)。チョ氏の法相辞任後も、韓国世論の分裂は激しさを増している。

 韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相が、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」のために来日し、日本との関係改善を模索する姿勢をアピールしたが、いわゆる徴用工訴訟問題への言及はなく、日本側の受け止めは冷ややかだ。韓国国内は、チョ・グク前法相をめぐる騒動以後、世論の分裂が激化。政権支持派と反支持派がそれぞれに集会を繰り返し、動員数を競う街頭政治が始まった。政権支持派は、「反日=愛国」の構図を主導したチョ氏の支持層と重なるため、文在寅(ムン・ジェイン)政権が、徴用工や慰安婦の問題などをめぐってとってきた反日政策を変更することは今後もあり得ないとの見方が強い。いま支持派や支援組織を裏切れば、来春の総選挙で与党は惨敗をまぬがれないためだ。

■仮設トイレずらり…支持派の「ろうそく文化祭」

 チョ・グク氏の法相任命を機に深まった保守派と政権支持派の対立や世論の分裂は、今月14日に●(=恵の心を日に)氏が辞任した後も続いている。

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